甘利明少年、マラソン大会でショートカット

 甘利明大臣公式サイト/厚木高校時代の思い出にこう書いてある。
 『在学中の思い出というと、真っ先に浮かぶのが毎年の開校記念マラソンと新校舎建築の為の移転です。運動が不得手な私にとってとりわけ嫌いだった事は走る事。中でも長距離を走る事は光り物の寿司を出されるのと同じくらい嫌悪感がありました。
そこで友人と一計を案じ、なるべく後ろからスタートしてショートカットする作戦を敢行いたしました。まんまと成功し、息も切れずに余裕しゃくしゃくでゴールをいたしましたが、予定より上位に入りすぎてしまったため発覚をし、仲間共々職員室に呼び出される羽目になりました』

このエピソードは甘利氏本人がお気に入りのようでたびたび語っている。高校時代はこのくらいのズルをやる男子は少なくない。告白するとわたしは余市高校時代のマラソンをサボって古平町の自宅でプロ野球の日本シリーズを観ていた。

今回の疑惑会見でショートカットのような巧妙な乗り切りはできるのか。TPP会見の時に、甘利氏は追い詰められるほど冷静な表情をつくった。穏やかな口調で説明を重ねた。演技力で勉強のできる良い子ちゃん度を上げようとするから、言葉からしなやかさが欠落して、裏があると思わせた。

はて今夕の記者会見ではどんな演技振りを見せてくれるのか。