ローソク岩の顔崩壊
凄いショックだ。郷土の誇りである積丹半島「ローソク岩」の頭の部分が欠けた、と北海道新聞webが伝えている。以前は海上で雲に乗る観音様にみえたが、いまはただ先の尖った岩にしか見えない。高校時代に通学バスで毎日眺め、札幌、埼玉から帰郷するたびに「帰ってきたなあ」と一息吐いたものだ。最近はトンネルが多くて、少ししか見られない。
昔の中央バス・潮見町停留場の豊浜寄りの海岸通りから、その威厳ある姿にいつも感嘆していた。沖合500メートルに突きでていて、その高さは40メートル。源義経が積丹から北上して行ったので、思いを寄せたアイヌのピリカメノコが後を追い、海に身を投げた時にローソク岩に明かりが灯った。地元にはたしかそんな悲劇の伝説があった。