秋茗荷

数日前から走りの茗荷(みょうが)が食卓に参上。汁物の薬味、卵とじ、昨日は糠漬け。家人が必要分を軒下で採っている。これからは連日、食べきれないほどの立派な茗荷が収穫される。百や二百はざらにあるので、知り合い数軒に配っていく。
 
ふつうソーメンに茗荷という具合に夏の季節ものだが、わが家のは秋茗荷だ。もともと活きの良い植物で、現在では増えて自宅の軒下の三分の一を占めた。そこからいっせいに豊かに太った茗荷が育ってくる。さぞかし体に良い食材だと思ってしまう。
 
最近、物忘れがひどい。用事をしようと立ち上がった瞬間、なんで立ったか分からない。認知症の始まりは昔のことを覚えていて、直近のことをすぐに忘れてしまうこと。これで茗荷の大食いをしたら、昔のことまで消去されてしまう。それもいいか♪