積丹町・「ポテトクリスマス」

「ポテトクリスマス」と印刷されたダンボールが中大二個届いた。ジャガイモ&カボチャで北海道積丹半島産だ。クリスマスのネーミングに温かいシチューを感じる。週末に積丹町の妹が、遠戚農家のMさんから分けてもらった。豊かで重い。
 
昨日さっそくカボチャとモロッコインゲンの煮物をつくった。家人が帰りがけに刺身を買ってくるので頼まれた。カボチャは一口サイズに割るのが大変だが、実の固さ具合がこれで分かる。カボチャもインゲンも煮加減をみながら仕上げる。
 
カボチャを食べながら、今はM夫人として農作業に取り組むY子ちゃんを思った。学生時代に小父さん・小母さんから「遊びにおいで」と日曜日の夕飯をご馳走になった。小学高学年Yちゃんと入学前後のSくん、お祖母ちゃんが歓迎してくれた。
 
Y子ちゃんは華奢でオシャマな都会の子どもだった。札幌で知り合ったご主人が積丹町出身で、親のあとを継いで地域の農業振興に取り組んでいる。中年になったY子ちゃんは農家の格好をしてたくましくなったが、優しい笑顔は昔のままだ。
 
近いうちにジャガイモでカレーかシチューをつくろう。積丹半島にそそぐ日光と潮風に恵まれたエネルギーを体に取り込む。収穫が終われば北の地は風雪が舞い始めて、積丹町・古平町一帯はストーブの時期になる。冬支度本番突入だ。