七五三の記憶

 お昼は息子夫婦の招待でそれぞれの両親が久しぶりに会食した。兄5歳、妹3歳で七五三のお祝い。店は北坂戸寄りの「日本料理 旬坊」で、わたしは初めて入った。肉、魚、野菜を一工夫して、軽快でありながら深く味合わせる品々が出てきた。出汁が効いてしっとり沁み込んだ。親子の健やかな成長を祈る。わたしはこの子らの記憶にどう残るのだろうか? 自分の5歳ごろの記憶はほとんどない。
 
 途中で北海道・積丹町の妹から電話入る。イカ3種類、カレイ3種類、ハタハタを送った、月曜日夜に着くという。「刺身でも、煮つけでもどうぞ」、活きが良いので楽しみ。冬の日本海から揚がる魚は脂身が上品だ。厳しい寒さが鍛え上げる作品でもある。楽しみに待ち、にこやかに料理し、笑いながら食べよう。無二の贅沢。そういえば、我々兄妹4人は昭和22、24、26、28年生まれだが、七五三の記憶は全くない。