年越しそば、先取り

 浦和から来てくれたMくんと年越し蕎麦へ。いつもの鳩山町・「ふくいち」は着いたら昼12時前なのに約20人の行列。帰省した親子が祖父母と来ているので、5~6人の組もいる。この店は客の回転が早いので、15分ほどでカウンター席に座れた。
 
 二人とも天ざる蕎麦を注文、天ぷらのエビが以前より大きくなっているように感じた。この店の天ぷらはカラリとして切れがあり、素材の味が包まれている。相変わらず美味い蕎麦をすすりながら近況報告をし合う。きょうの天気みたいに◎。
 
 お互いに体調管理はわりあい上手くいっていて、「今年も一年間ここまで来たね」と慰め合った。Mくんは意志が強いので検査の数値が正常にもどったと喜んでいた。顔も体も一枚脱ぎ捨てたように軽そうに見えた。こういう報告はほんとうに嬉しい。
 
お茶は日高市多波目の「ジュリアン」で。以前友人に連れて来てもらい、もう一回来たいと思っていたので、Mくんを誘った。大きな通りから外れた一軒家で隠れ家的な店だ。コーヒーも美味しいし、器も美しい。Mくんも驚いたので良かった。
 
高校時代の仲間たちのこと、先日テレビでやっていた東大闘争のときにMくんが突撃した第四機動隊にいたこと、当時の機動隊員も学生たちも真剣だったこと、など。話題が変っていって来年7月に二人とも70歳になる、で現実に戻った。
 
 Mくんが「(村の渡しの 船頭さんは) ♪ことし六十の おじいさん」、二人で笑った。