“完全”な余市ワイン「ルイス・ベーマー」新発売

北海道・余市高校同輩の大下聡くんがつくりあげたワインが届いた。彼が昨年開設した夢の森ワイナリーの記念すべきヌーボー第一号。ブランド名は「ルイス・ベーマー」、開拓使時代にリンゴやワイン用ブドウ栽培を指導して偉大な貢献をした米国人の名前だ。いよいよ新発売される。
 
大下くんは2年前の同期会で「完全な余市ワインの製造に挑戦する」と宣言し、昨秋に正式なワイナリー免許を取得。余市出身者が自らブドウを栽培し、自分の醸造所で製品にまで育て上げた。余市産ワインブームの中でも初めての偉業だ。
 
箱には「ベーマー会」会長の加我稔くん(同級生)の手紙が入っていた。「今回はオーナー・大下くんのご厚志により謹呈申し上げます」、「これを機にご愛飲され、ご友人・家族にお勧めください」。加我くんはべーマー研究の第一人者だ。
 
いまボトルを眺めている。深緑基調のボトルとラベルはオーナーの落ち着いた人柄を感じさせる。大下くんは「夢の森幼稚園理事長として保育環境の充実からセーベル(ブドウのワイン専用種)を見て、ワイナリー設立を思い立った」と語る。
 
商品はセーベル、キャンベル、デラウェア、ナイアガラがあるという。大下くんと加我くんが二人で飲みながら静かに話している。子ども教育に優しい手をさしのべてきた大下くんがワインも育てる。それをルイス・ベーマーが静かに聴いている。
 
「ワイナリー夢の森」 046-0013 北海道余市郡余市町豊岡町59番地3
TEL 0135-48-5736      FAX 0135-48-5737
(*パンフレット、注文書はWEB準備中。TEL、FAXで請求してくださいとのこと)