「憲法と君たち 復刻新装版」

 昨日書きかけてたが、“詐欺女”と疑わしき人物来訪で途中までになっていた。一月は変動が激しい日々がつづいた。暖気と寒気の大ブレでダウンしたが、快復。友人ランチ、弟妹からの食材プレゼント、ワイン差し入れなどたくさんのHappyも。
 
 取手から来てくれたKくんが、「読み終えたから君が読んで」と本を渡した。「憲法と君たち 復刻新装版」(佐藤功著)だった。新聞で取り上げられていたので知っていたが、まだ買っていなかった。時事通信出版局の発行、読みたかった一冊。
 
 佐藤氏は日本憲法の制定作業にかかわった人で、子どもたちへのメッセージとして書かれた。幻の名著といわれたが、昨年10月に復刻出版された。憲法とは何か、大事なのはどんなことか、を分かりやすく説明している。主旨は理解できた。
 
 まさかまさかの暴騒動が続く。戦後70年、憲法70年、時代が新たな荒波に飲まれつつある。ある智者曰く「戦争の記憶は風化した。戦争を知らない世代は戦争を恐れない」。不戦の誓いを誕生する日本憲法に一途な願いで託した佐藤氏の声。
 
 トランプの焼けたカード(政策)が次々と池に投げ込まれる。水面で跳ねたカードが反転して彼の「首を切る」。こんな領域に入ってきた。横暴トップは弾劾されて自滅する、が歴史の必定。佐藤氏は民主主義の要諦で、そうしたことを伝えている。