Tさん、マレーシアでも日本語教師

 「来年1月8日にマレーシアに出発する。3ヵ月間だけど」とTさん。日本語学校教師としてボランティア奉仕する。渡航費は自分持ちで、1月から3月までが奉仕期間。「第二の都市の学校でリゾート地でもある」とにこやか。その実行力に驚いた。
 
 「教えるのは夜、昼間はフリー。海岸を臨むカフェが多いらしい」。気温は30度ぐらいだという。いま坂戸で教えている日本語学校の同僚から話があり、手を挙げたという。その熱意に敬意を表わす。自分自身の場合では考えられないケースだ。
 
 これまで中国・西安3年間教え、多くの中国人生徒が日本で働いている。困ったことがあるとTさんは面倒をみている。現在、近くの大企業のベトナム人実習生にも教えている。こんどはマレーシア渡航とその活動範囲は広がっていく。
 
 中国、東南アジアの青年たちとの交流はTさんには日常のこと。草の根交流だろうが、これら国々の若い人材教育は日本社会にとっても意味が深い。これを淡々と実行する72歳にエールを送る。Tさんのグローバル人生の旅がまた始まる。