「透明リンゴ」

 今朝の読売「編集手帳」はリンゴの話。米国の西部開拓時代に荒野でリンゴ栽培を広めたジョニー・アップルシード(本名/ジョン・チャップマン)、彼がまいた種から数百もの新種が生まれた。日本では明治初期に米国から苗木を導入して始まった。
 
 その苗木を持ってきたのが、ルイス・ベーマー。札幌のKくん(余市高校同級生)が彼の日本での奮闘ぶりを研究した「ベーマー会」は、すでに立派な報告をまとめている。このベーマー氏を顕彰して、リンゴ形モニュメントを余市町に建立。
 
 「透明リンゴ」と名づけられ、10月24日に除幕式が行われた。観光客が多い山本観光果樹園の中にあり、海外からのカップルやグループもモニュメントから顔を出して記念写真を撮っているという。10日経ち、来園者は倍増してきた。
 
 余市町ニッカウヰスキー毛利衛・宇宙飛行士(同校同級生)、余市リンゴで知られるが、モニュメントは新たな観光スポットとして期待されている。眼下には日本海に突き出すシリパ岬を望む絶景が広がる。リンゴ「ふじ」が美味しい季節だ。
 
*ベーマー会 http://luisboehmer.com/