古平名物・えびラーメン&タラコ

 昨夜の夕食は、「えびラーメン」だった。東しゃこたん漁協の商品で、先日積丹町の妹が送ってくれた荷物に入っていた。味噌味スープに海老独特のコクが出て、麺によく絡んだ。レンゲで熱いスープを掬(すく)いながら荒天の郷里を思った。北の地の人々は逞しい。
 そんな思いで古平(ふるびら)町の従弟・Kちゃんにお礼の電話をかけた。お昼前に立派なタラコ(ヤマダイふじた)が冷凍便で届いた。古平のタラコは全国的に知られ、ブランド化している。Kちゃんに年齢を確認したら、案の定60歳だった。「還暦を迎えたがまだまだ働く」と力強い声で言った。
 Kちゃんとは10歳違いで、兄弟のように育った。隣が母の実家だが、母のすぐ下の弟・“お父ちゃん”の長男。これまで地元の建設会社で働いてきた。身体能力に恵まれ、かつて野球で活躍した。忙しく電話での会話は久しぶりで、昔の路上キャッチボールを思い出した。
 クリスマスの日、エビとタラコがプレゼントされた。従弟には坂戸の冷凍餃子を送り、ギョウザ鍋で体を温めてもらおう。“爆弾低気圧”のTVニュースを観ながら、ふるさとに住む弟妹・従弟たちの安泰を祈る。来年帰郷できたらゆっくり話したい。Merry Christmas & Happy New Year!!