マレーシア・コタキナバルからTメール

「コタキナバル到着後 早くも1週間が過ぎました。真冬の成田を発って6時間後には一転、真夏の時です」。Tさんからマレーシア初メールが届いた。「ボランティアで教える日本語学校に行く時以外は、短パンにサンダルばきで外出」。
 
国語はマレー語だがコンビニやスーパーの店員、大衆食堂のおばさんは民族が違うと思う相手には英語で対応してくれるそうだ。マレーシア民族でも30以上、言葉もそれぞれ違い、さらに中国系、インド系、フィリピン系などの多民族国家
 
宗教もイスラム教、仏教、道教ヒンズー教キリスト教など多様で、スムースな社会生活を営む必要性から異質なもの・事を排除せず。そのまま受け容れる寛容さがあるという。「帰国したら青空の下、4月の桜を共に愛でたいものです」。
 
 旅慣れているTさんは今回も短期間でマレーシアの生活になじんでいる。文面から理解できる。いつのまにかその場の空気に溶け込んでいるTさんらしさを発揮。まったくの手弁当で若者たちに日本語を教える72歳の“青年”にエールを贈る。