人生の助言者

 T先生(前・高島平キリスト教会牧師)が来訪してくださり、ゆっくり懇談した。1月にお会いして以来で、「きょうは話題と報告が沢山ありますよ」とはつらつ発言。Tさんはいつも前向きだ。さっそく教派の首都圏会議の略報を渡してくれた。
 
 もう一つの報告は、先日米国「ワシントン日本人教会(WJCC)」を訪問されたときの感想。簡潔にまとめた文章を受け取った。共通の知人が牧師として赴任しているので、その若手牧師の激励に行かれた。礼拝出席者は日本人約20人という。
 
 いま多くの教会で牧師不足が言われる。時代の大きな潮流変化のなかで、新たな伝道のうねりが求められている。若手牧師を中心にそうした取り組みが挑戦されつつある。社会の多様化の中で真に宗教に求められているものへのトライ。
 
 T先生は引退教師ながら、そうした動きの相談役として活躍している。若い牧師たちは人間関係に悩むことが多い。先生の助言は具体的で分かりやすい。大手国際通信で要職を重ねてきた経験が、生来の優しい感性に上書きされてきた。
 
 個人的な課題を先生に相談して、だいぶ整理ができた。昭和19年生まれの先輩の心遣いはきめ細かい。戦略的に手を打ち、展開をシステム化して、実行する。そのスケジュール手帳はギッシリ。でも「月一回は会いましよう」と言ってくれる。