「よく噛む」で夏バテ防止

 箸がうまく使えない。右手の指、とくに薬指と小指がコントロールできない。その結果、おかずを挟むのが不自由だ。口まで運ぶ間にテーブルに落ちてしまうこともある。初めての経験だ。主治医に伝えたら「リハビリの先生に評価してもらおう」。
 
 きょうリハビリ先生に診てもらった。お箸で豆(甘納豆)をつまんだ。手のひらの裏表を見せて指の伸縮を行い、手首、肘、肩の状態を調べた。「神経や筋肉は大丈夫。指の筋力が落ちているようです」。今後筋力をつける動きで回復させる。
 
 明日医師にそう報告する。大事にならず良かった。血行が悪かったり、筋肉が疲れても出るらしい。ゆっくり豆つまみを繰り返したらかなりできた。実は昨日まで数日間焦っていた。最後の頼みである食生活の障がいにややショックを受けていた。
 
 もうすぐ誕生日。未来では予想もしなかった景色に出会う。リハビリ先生の指導でプラス方向にもっていきたい。猛暑にはしっかり食べるのが第一。「よく噛んでください。食物消化に余計な体力を使わないのも夏バテ防止のコツ」(先生)。Yes。