水仙の葉伸びる

 ここ20日間、通院以外は「籠の鳥」だ。寒さとインフルエンザを避けるため、堅い意思をもってそうしている。いつもランチに誘ってくれるTさんには「もう少しだけ待ってください」とお願いしている。わが心は社会的に隔離されている状態。
 
 「また忘れている」と家人から度々注意される。孤立しているとボケてくる。今日できることも明日に延ばす、いまやらないで後でやる。自分の行動様式がそうなっている。とにかく一日を過ごすので目一杯なのだ。冷気がわが最大の壁。
 
 精神的に限界を感じつつあるが、今朝、玄関前の水仙の葉をみて心変わりした。5,6本の葉が10センチぐらいになり、直立していた。今週中に黄色の花を咲かせるかもしれない。水仙も厳寒にその生命を蓄え、青い空に向って伸びている。
 
 録画で「バラバ」を観た。アンソニー・クイーンが主役の映画だ。バラバはイエス・キリストの十字架の死の際、釈放された悪人。その後の彼の人生を描く。のちに彼は回心する。闇の中で光を与えられる。われ心はいまだ揺れたまま。