峠の釜めし、積丹の魚をもらう

 きのう午後、息子が旅行先から電話をよこした。「お母さん居る?」、「仕事が入り出勤した」、「じゃいいや」と切った。すぐまた電話、「峠の釜めし買っていくから晩ご飯用意しなくていいからって伝えて」。家人にその旨メールした。
 
 おぎのやの峠の釜めしは久しぶり。以前北海道の妹ニ人が埼玉・坂戸まで見舞いに来てくれたとき、娘が案内した軽井沢ドライブ。帰りに買ってきて自宅で食べた。あのドライブは楽しかったなぁ。また弟妹と家族みんなで行きたい。
 
 昨年3月には妹二人に弟が加わり三人で来てくれた。大人になって兄妹仲はますます強まっている。少し弱ってきた兄の見舞い来訪には心から感謝している。交わす言葉は多くなくても、育ってきた環境・時代をいつくしみ合える。
 
 一昨日積丹町に住む上の妹から電話あり。「魚もらったから送る。カレイ、ホッケ、ニシンなどで月曜夜に着くから」。今晩到着予定。積丹半島もまだ雪が降ったり、急に暖かくなったり天候不順みたいだが、エゾヤマザクラは咲いたかな。
 
きょうは結婚記念日。昔の天皇誕生日だ。人生の半分以上を昭和で過ごしてきた。わが記憶は昭和の色濃し。過去は遠くなっていくが、心の奥底に重なり合う。息子夫婦の釜めし、積丹の魚のプレゼントに暖かな思い出がよみがえる。