大連にいる竹馬の友

竹馬の友がいま中国・大連にいる。生まれた家が近くで、子どもの頃はずっと一緒に過ごしていた。野球でバッテリーを組み、磯浜に二人で潜りに行き、いつも日に焼けた浅黒い顔をしていた――今朝、朝日新聞の「アスパラNEXT-AGE」を見ていたら、川村二郎・元「週刊朝日」編集長が司馬遼太郎の話を書いていて、強烈な司馬贔屓であるその友の顔が浮かんだ。このブログを立ち上げたらすぐ対応してくれてもいた。
彼は東京の大学に進み、北海道に帰郷するたびに都会の文化の香りを嗅がせてくれた。その後、冷凍のスペシャリストになり、アラスカ、カナダなど北極圏に近い魚場で買い付け・冷凍を行い、帰国すると成田から電話をくれて都内で会った。エスキモーやカナダの漁師などとの交流をユーモアたっぷりに話す時、昔と同じ笑顔でこちらも聞きながらワクワクした。
数年前から大連の会社で働き、そこをベースに世界を飛び回っている。彼の「グローバル漁師」歴はもう30年以上にもなるだろう。いまやアドバイザー的な立場で技術指導をしている。年末のNHK「坂の上の雲」放映の際は、旧満州関係の建物の話などをメールで話してくれた。再来年の定年後に小生を大連に招待してくれ、周辺各地を巡る案内役をやってくれると伝えてきている。二人で歴史を語り合いながら、とことこ歩き回る姿を想像するだけでも楽しい!!健康管理に努めて実現できるように頑張ろう。旧友との久しぶりの再会を期して。