「HAPPY NEWS 大賞」

今日4月6日は「新聞をヨム日」だそうで、日本新聞協会が「HAPPY NEWS大賞」を発表した。そう朝日新聞の19面に載っている。「読んで幸せになった記事」についての感想を全国から募集したもので、「HAPPY NEWS 2011」の受賞者を決定した。「大賞」は北海道新聞の「夢は流されない」と題した記事を読んだ北海道の馬渕智子さん(46)。宮城県気仙沼市の60代の女性が津波に飲まれながらも生還した。その人が定時制高校を卒業して大学に進学するという記事を読み、「『夢は流されない』という見出しに感動した。自分もぶれないで生きていきたい」と述べている
 
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いま一通り受賞作品に目を通したが、読者がどんな記事をどんな思いで見ているかの一端を窺うことができて興味深かった。「感想」とともに「読んだ記事」も掲載されているので、分かりやすい。旧い世代なので、手で新聞を持ち、お茶をすすりながら読むときには、デジタル版を読むときよりはさまざまな思いが巡ってくる。殺伐とした多くの記事で埋まりそうな紙面に、一つでも光の射す記事を見つけることができれば、それこそ「読んでよかった!!」となる。あらためて地元紙および地方版担当者の地道な取材活動に敬意を表したい。