足指じゃんけん、ゴキブリ体操

「NHKのラジオ深夜便で、ある大学の先生が話していました。これからの年よりは、教育(今日行くところがある)と教養(今日用事がある)が大切とのことです。なるほどと妙に感心しました」
 
昨夜届いた友人からのメールにあった言葉です。小生も「なるほど!!」と感心しました。とりあえず今日行くところはあるし、用事もありますから『大丈夫だ』――なにが?! いずれにしても家の中に閉じこもらない、家族以外の人と会話をしなさい、との意味だろう。知り合いに自分より若いのに若年性認知症(らしい)人がいる。反対に日課予定を月単位でビッシリ書き込んで、そのうえさらに何か加えなければ気のすまない御仁もいる。これも振り回されているようで、人生の真の達人とは言い難い。
 
自分の手帳にはボケ防止の秘訣がメモってある。①朝起き出る前のベッド上での軽いストレッチ。背泳ぎや平泳ぎのように手足を伸ばす②『足指じゃんけん』と『ゴキブリ体操』(仰向けで手足を上げてバタバタさせる運動)③歯磨きとパンが焼ける間の軽い膝の屈伸④できれば毎日20分程度のやや早足気味の散歩で、ときどきコースを逆にしたり、違うコースに変える⑤料理を作る。これはここ5年間続けてきた⑥新しいものにとりあえず飛びついて、サプライズや遊びの回路を刺激する⑦寝る前にその日に食べたものを思い出す⑧とにかく「笑う」、練習もする。
 
いずれも新聞・雑誌などから拾ったもので、これらは大体(?)続いている。ストレッチは登山家・田部井淳子さんの指導から、ソフト面は永六輔氏「悪党宣言」などから応用してきたものが多い。これらがきちんとできていても退化はするという。残念!!さて、鏡に向かって笑う練習でもするかー。