老年増加率

  今朝の読売・埼玉版によれば、「埼玉県は老年増加率が全国トップ」だという。総務省が発表した昨年10月時点の人口統計で、65歳以上の老年人口の増加率は全国平均を1.6%上回る2.5%とトップで、少子高齢化に拍車がかかっている。75歳以上の増加率も6.4%で、全国でもっとも高い。人口増加率は0.17%で沖縄、東京、滋賀に次いで4位だった。一世代前のサラリーマンたちが老人になり、埼玉に住んでいた者、定年後に埼玉に移住してきた者が多かったことが、これらの数字から読み取れる。
 
 自分が住む住宅街も明らかに老人世帯が多い。しかし、皆さんお元気で散歩、畑仕事などに一生懸命である。小生の年齢ではまだ「若手」なのだが、近所の85歳のお婆さんが「体の調子はどうですか?」と元気に声をかけてくれる。「暖かくなったので大丈夫です」と答えるたびに、複雑な思いでため息を一つ吐く。夏の盆踊りには、これらの「現役女子たち」は滑らかな身振りで踊っている。やはり女性は凄い―としみじみ思う。
 
朝日7面に「米国穀物協会が予測」とのコラムが掲載されている。「2040年に日本では家庭の食品支出のうち70%が、外食やコンビニの調理済み食品に向くなど、『キッチンのないアジア化』が進むという」。「裕福で健康への関心が高い日本の消費者が、東アジアの消費者の目標になっている」と指摘。2010年時の38%から大幅に高まると予測している。少子高齢化、一人世帯の増加などを考えれば、そうかも?!と肯ける。一人分や二人分の料理を作るのはあまり合理的でないし、現在でも小人数用のお惣菜はスーパーやコンビニでもかなり普及してきた。