7年間の空白

今日は旧知のマスコミ関係者3名と会い、小生が7年間、ご無沙汰した部分を埋めた。それぞれから共通の知人の消息を知らされ、喜んだり、悲しんだりした。この間に、多くの変化があった。当然といえば当然であるが、あらためて考えさせるものが多くあった。
 
A氏の話では、つねに自己向上を目指していたK氏が某大学大学院教授になっているという。努力家でセールスから身を起こし、現在では100名を越える社員を抱える経営者になっているそうだ。夏になる前に、3人で会うことになった。約30年前に奥様と二人で会社を興したK氏であっただけに、この間の努力は並大抵ではなかったと思う。いつも朗々と「MY WAY」を歌っていた。あの歌、長かったなぁ~。
 
B氏は「君と同業の社長二人が引退したよ」と言った。二人とも小生より10歳近く先輩で、その仕事ぶりを仰ぎ見てきた人たちだ。一人は病気で引退し、他の一人はトップの座を下されたようだとのことであった。これらの話しを聞いて、ひとつの時代が終わっていたのだ、とつくづく感じた。個性的な彼らの活動ぶりに、自分でも自分なりの活動スタイルを持ちたいと思わせた人たちだった。あの先輩たちのようなカリスマ性は今の時代では無理だろう―そう感じる。
 
C氏が「それぞれの人生の転機」というようなことを述べた。その転機に人脈も大きく絡んでいることを指摘した。鋭い視点だと感心した。彼は出版プロデューサーでもあるが、そのような眼でさまざまな人たちを観てきたのだろう。いったんすべてを白紙にしたうえで何を書けるのか、が問われているとも述べた。6年前に癌で失ったお互いの友人の話を少しだけした。そのあと暫し二人とも黙った。
 
 自分が少し混乱しているので、ここで止める。