マグロもナマコも、がんばれ!!

松前マグロ漁、沸き立つ浜
 【松前】渡島管内松前町沖で、夏の訪れを告げるクロマグロ漁が本格化している。18日は重さ190キロの大物を含む27匹が松前港に水揚げされた。同日未明、松前さくら漁協所属のマグロはえ縄船団38隻のうち24隻が出漁。午前8時半ごろから次々と船が港に戻り、出迎えの家族らでにぎわった。
今年のマグロ漁は3日に初水揚げ。前日までは1日数匹にとどまっていたが、18日は1日あたりの水揚げとしては今年最多の27匹を釣り上げた。港の荷さばき所では漁協職員らが1匹ずつ木箱に詰め、早速東京・築地や札幌の市場に送った。<北海道新聞7月19日朝刊掲載>
 
稚ナマコ 本格生産へ 中国輸出拡大狙う 道栽培漁業公社 
 道栽培漁業振興公社(札幌)は今夏から、熊石事業所(渡島管内八雲町)で稚ナマコの人工育成に本格的に乗り出す。天敵「シオダマリミジンコ」の駆除技術などが確立し、安定生産にめどが付いた。年間100万匹を生産し、年度内に道内の漁協に出荷を始める。高級食材として需要が高まる中国向けの輸出拡大を目指す。<北海道新聞7月18日朝刊掲載>
 
  このような明るいニュースは朝の気持ちを軽くする。津軽海峡を挟んで、青森・大間産などのブランドマグロに、北海道の戸井マグロや松前マグロは引けを取らない。青森ガンバレ!函館ガンバレ!高級マグロは我々の口には入らないけど、漁師の人たちの元気が出ますように、応援していますから。 
 
  妹夫婦から先日届いた「生うに」航空便の中に、ナマコの酢の物が入っていた。あまり酢の味がしないので電話で聞いた。「ナマコから水が出て、酢が効かなくなった。一回水分を捨てて、酢を足して食べたらいいよ」との返事。すぐ実行して、コリコリの食感を楽しんだ。そういえば、先日会った札幌の友人が「ナマコの値段が高くて手が出ない」と嘆いていた。中国富裕層たちの口に入るのだ。彼らはナマコを「海の朝鮮人参」と珍重している。