「北の経営者たち」を応援する

  道新WEB7/22付「卓上四季」でこの記事を読んで、うれしく思った。
 
【四国の高松と徳島を結ぶJR高徳線のほぼ中間にある無人駅。降り立つと瀬戸内海の潮の香りが漂うと聞く。駅名は鶴羽▼ドラッグストア大手のツルハは、4月に札幌で達成した千店舗目を当初、香川県さぬき市にある、この駅の周辺に予定していた。社長の鶴羽樹(たつる)さんが話してくれた。ルーツがここにあるからだという▼ツルハの店舗は現在、道内に317。その2倍以上が本州店舗だ。さぬき市への出店も近く実現するだろう。
 
ニトリホーマックセイコーマート…。本州に攻め入った道内企業は、枚挙に暇(いとま)がない。本紙経済面に週1回連載中の「トップの決断~北の経営者たち」は、企業トップの意思決定に焦点を当てた人間劇である。社の命運をかけた決断の重みが、行間からにじみでる▼バブルの崩壊、拓銀破綻。道内経済は縮こまり、内向きと言われ続けてきた。だが、果敢な企業人がいかに多いことか。苦労を吹き飛ばす言葉が胸を打つ】
 
 埼玉に住んでいると北海道のこうした情報はほとんど入ってこない。時々、ニトリ(近くに店舗がある)やツルハなどの社名を聞くが、北海道の会社だということ以外はほとんど知らない場合が多い。北海道の「果敢な企業人」の皆さん、もっともっと全国に向けて発信してください。自らの会社をさらに積極的に語り、自らの考えを消費者に訴えてください。
  
 消費者は自ら見たり、聞いたり、読んだりした情報で、その会社に対する自分のストーリーを重ね合わせていく。これが企業イメージの実態だ。関東はじめ全国にいる北海道出身の消費者たちはそれらトップの発言を歓迎し、喜んでできる限りの応援を惜しまないだろう。がんばれ!!北海道企業―。