中国の新高級ワインを「富麗華」で味わう

   昨日、中国のGRACE VINEYARD(グレース・ヴィンヤード)社製造ワインの試飲・食事会が開かれた。CEOJudy Leissner(陳芳)さんが初来日して、同社ワインの特長をワインジャーナリスト、マスコミ関係者など約40人に説明した。井原水産が日本での独占販売権を取得したことから、このワイン記者発表会を主催した。当面はレストラン中心に販売していくが、8月下旬から小売販売も開始するというーー
 
 
 会場は、麻布十番の有名な中国料理店「富麗華」であった。テレビ関係者の話では、政治家や芸能関係者がよく使うという。4テーブルに分かれて着席し、多くのワインを試飲した。白ワインも赤ワインも料理との調和が大きなテーマであった。料理は「前菜盛り合わせ」、「帆立貝のXO醤炒め」、「北京ダック」、「つぶ貝とフカヒレの高湯スープ」、「黒酢の酢豚」、「季節野菜の炒め」、「平田牧場三元豚の水餃子」、「冷やしタンタン麺」、「デザート」の順に出された。ワインの味は好評だった。
 
 Judyさんは「中国のモノづくりはいろいろ問題も多く、批判も多い。しかし、当社はあくまでも高品質の追求をテーマにして、独自のワインづくりに取り組んでいきたい」と抱負を述べた。彼女はカナダで育ち、ゴールドマンサックス勤務を経て、父親のワイナリーを継いだ。マーケティングや広報にも精通している様子で、経営者としての先見性が充分読み取れた。
 
 参加したジャーナリストも中国の高級ワインに興味を示した。中国の酒や食事、観光のエピソードなどさまざまな話題を繰り広げながら約2時間半を楽しみ、二胡の演奏で終了した。小生のテーブルは知り合いのマスコミ関係者だったが、ワインや料理についてのウンチクが次々と披露され、和やかなミニ宴席となった。幸せな気分で帰路についた。