「朝日」と「読売」の今日の違い

  今朝の「朝日」と「読売」は明らかに異なっている部分が2ヵ所ある。「近いうちに」解釈と、「文芸春秋」の広告だ。
 
   朝日は「会期末解散視野に奔走」の見通しを示しているのに対して、読売は「秋に解散」と臨時国会解散の流れで書いている。両者の見方は基本的に違う。朝日は昨日も「早くて今国会会期末」と示唆していた。正解は「近いうちに」分かるだろう(これは「じきに」の意味)。
 
   朝日第二社会面に海外メディアが、どう翻訳したかを紹介している。仏AFP通信は会談当夜に「in the near future」で配信し、英ロイター通信は「soon」と翻訳した。調べてみると、「近いうちに」に当たる英語は、presently, shortlybefore longat an early dateat no distant dateone of these daysとぞろぞろ出てくる。小生はますます混乱する一方だ。「近いうちに」英語の勉強も始めようか??(これは実行されない場合が強いの意味)。
 
   この「近いうちに」が推測だが、急きょ、「流行語大賞」候補に躍り出た。ネットでチェックしたら、今年はまだ候補があまりないようで、「ステマ(ステルス・マーケティング)」が今のところ一歩リード説もある。販売促進のため、表向きの広告戦略ではなく消費者に気づかれないよう、裏でこっそり情報操作をする。深層心理を応用して購買意欲を向上させるためのマーケティングだ。ニュアンスとしては「気づかれないやらせ」が近いかもしれない。
 
   「文芸春秋」の広告は、朝日では5面全面に掲載されている。上半分は「受賞作がさらに楽しめる芥川賞検定15問」が並び、下段は「芥川賞全文掲載」を含む9月号の広告だ。特別サービスはコラム「編集長が打ち明ける『選考会の舞台裏』」で、木俣正剛・同誌発行人&前編集長が書いている。最近、選考会でもめる場面が多いといわれているが、司会役の編集長はなかなか神経を使いますね。木俣さんらしい細やかな心遣いが見えるようです・・・。