「佐川男子にドキドキ」(朝日/社会面)

   昨日の記者会見する古川国家戦略相の顔は引きつっていた。「なぜ閣議決定しないのか?」との記者の質問に珍しくしどろもどろになり、訳の分からない説明を繰り返していた。議長としてまとめた「2030年代に原発ゼロ」をめざす新エネルギー戦略で、ハシゴをはずされたからだ。菅氏や仙石氏にいいように振り回された格好だ。残念ながらイメージ的に大幅株安。
 
 昨夜、「報道ステーション」で野田首相も苦しい言い訳を連発していた。野田さんってこんなにごまかし発言を続けることができる人なんだ、と見放した。弁舌は流石?! 萌え過ぎながら突っ込んだ古館伊知郎氏のペースに巻き込まれたようにも見えた。首相の発言は国民の一人としてみたら、発信力⇒ペテン理屈⇒不信感という最悪のスパイラルに陥っていた。
 
 飛鳥新社発行の「佐川男子」が異例の売れ行きと、今朝の朝日社会面で取り上げている。4面に本の広告が出ているのだから、パブリシティの相乗効果は計り知れない。広告には「セールスドライバー握手会&撮影会開催」とある。もはやのけぞるしかない。朝日記事の見出しは「『佐川男子』にドキドキ、女心は火がついた」だ。まさしく広告コピーそのものだ。
 
 エリート顔で通してきた大臣がいきなりしどろもどろになったり、天下の首相が「口舌の徒」そのものにしか見えなくなった政権末期の時節ゆえに、実直・キリリの「佐川男子」が女性に受けているのだろう??「イケメンな上に対応も笑顔で丁寧。毎日、集荷の時間が楽しみでした」とのコメントまである。おヨョ、「韓流」飽きたら「佐川男子」かよ!!