中国・西安の近況

   昨夜のテレビ東京WBS」で、日本の自動車メーカーが厳しい局面を迎えていると報じていた。反日感情の高まりから日本車の買い控えがつづき、操業時間の短縮が行われている。今朝も「日系車メーカー中国で減産継続」(朝日経済面)などとある。また、読売国際面には「阿倍仲麻呂碑にペンキ、西安反日活動か」の記事あり。何者かに黒色や赤色のペンキで汚されていたことが8日、分かった。
 
 中国・西安にいる友人から昨晩、メールが入った。先般から連絡し合っている小生のブログがどうしても「表示できません」の画面になって開示できないという。それでここ数日分をコピーして貼り付けて送信してほしいと―。以下は今回のメールからの話だ。
 
 「最近の西安は落ち着いています。でも、新聞の広告とテレビのコマーシャルからは、いっさいの日本企業の名が消えてしまいました。以前はトヨタキヤノンなどの広告は良く出ていたのですが。また、勤務先の近くの電動バイク店には『日貨商品排斥!』『日本打倒!』の横断幕が掲げられています」
 
 「先日入った都心部湖南省料理店(市内の高級料理店の一つ/湖南省は毛澤東の出身地)には、「日本人の入店お断り!」「Japanese don`t come in」と書かれた張り紙が貼ってあり、隣に魚釣島の写真と中国の国旗の写真が並んで提示されていました。私たち(日本人3人と中国人8人)は入るときは気づかず、出るときにこの表示に気づきました。店内では日本語をずいぶん話しましたが(個室でしたが)、従業員は何も言いませんでした」
 
 「こんなこともありました。『禁煙』の表示がしてあるレストランで食事をしていたら、厨房からくわえタバコのコックさんが客席内を悠々と歩いて店の外に出て行きました」
 
 まあ、かの国では「書いてあること」と「実際」とは、ぜんぜん違うともいわれていますからね~!! そんなところではないですか・・・。具体性のある情報ですね。