札幌ラーメン「にとりのけやき」

   「きょうから北海道物産展」と朝日・埼玉版に紹介されている。丸広百貨店川越店が24~30日開くもので、今回は開催30周年を記念して「北の屋台村」が出展されているという。このイベントについてはコミュニティペーパー「東京新聞・ショッパー」でも紹介されていたので知っていた。首都圏の百貨店はいつもどこかの店が「北海道物産展」を開催しているように思う。実際、この催しにはかなり人気があるという。
 
 丸広の目玉は、ラーメン「札幌市・にとりのけやき」(900円)、特選にぎり「小樽市・おたる巽鮨」(3,150円)、特製弁当「札幌市・多聞天」(1,995円)ほか、ロイズのチョコ、とみたメロンハウス、函館カネニのホッケ・宗八カレイなどである。なんとも美味しそうだが、ご覧の通り値段が決して安くない。ところが家族の話によれば、前回まで何回か行ったが飲食コーナーには行列ができているという。
 
 「にとりのけやき」ラーメンは今年6月に井原水産の取材ツアーで札幌に行ったとき、円山店でいただいた。店主が家具のニトリに関係しているらしい。味噌ラーメンの専門店で、味はコクのある旨味いっぱいのスープに麺がほどよく絡んだ。札幌ラーメン暦は少々古い方だが、このラーメンも十分に堪能した。一軒家を改造したような珍しい店舗だった。このほかススキノ本店、駅前ESTA店など数店舗があるようだ。来月札幌に行ったら寄ってみようと思っている。
 
 やっぱり、札幌ラーメンは味噌味だ。昔、「味の三平」が出した味噌ラーメンからブームが始まったといわれている。しかし、ラーメン屋さんの歴史も栄枯盛衰であった。一時、「青龍」など名前に「龍」のつく店が多かったが、いま街中ではほとんど見ない。新千歳空港にあった店舗もかなり以前に違う店に変わってしまった。一方、函館ラーメン旭川ラーメンも個性的な味で健闘している。これらも飽きることがない。