石原新党に「いまさら…だな」の声

  昨夜7時過ぎに池袋駅で電車に乗って出発を待っていたら、二人の中堅サラリーマンが車内に駆け込んできた。話題は「石原新党」のことだ。二人は結局「いまさら、だな!!」で結論づけた。80歳の気まぐれ都知事が国会に打って出て、「最後のご奉公」をしてくれるそうだ。そんなご親切は御免被りたい。「役人と戦っていかないと、この国は沈んで窒息して死ぬ」からだと述べた。裸の王様は今回果たして「晩節を汚さず」となるか? ああ、この言葉は実績・名誉がある人に言えるものだった。慎太郎爺の場合、評価が割れているからなぁ~!? それにしても人の引き際とは難しいものだ。
 
  都知事が火をつけたともいえる尖閣問題で、中国の一方的な挑発行動が続いている。これらの動きは同国の「核心的利益」にもとづく戦略として継続的に行っているものだ。安易な解決策はないのだ。けさの読売2面下に「米国務次官補が外務次官と会談」とのたった8行の記事がある。これに注目する。カート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が来日している。キャンベル氏はこれも来日中のアーミテージ氏、ナイ氏と近い立場をとっている。日米間で対中国戦略でかなり踏み込んだ意見交換が行われていると推察する。