吉祥寺で昼食「えん」、お茶「SHUTTERS」

 昨日は朝30分ほど早起きして日課をいつもより早めに終え、吉祥寺に向かった。40年来の友人で、小生の兄貴分であるM氏とお昼を一緒にするためだ。あいにくの雨模様であったが、約2年ぶりの再会なので楽しみにしていた。お互いに東京・高島平団地の初期の入居で、先輩を通じて知り合い交流を続けてきた。同じPR業界で仕事をしていたことも二人の距離を縮めた。彼は一歳年上だ。
 
 小生は何か問題を抱えると赤坂にあったM氏の会社を訪れ、愚痴をこぼして彼から慰められてストレスを解消した。とにかく彼は「大人」なのだ。他人の話をじっくりと聞き込んで、そして柔らかな口調で自分の意見を述べた。大筋の話が終わると赤坂界隈の焼き鳥屋などに行って、彼の天職でもある編集の話などを聞かせてもらった。帰るころには小生はすっかり上機嫌になっていたものだ。
 
 JR吉祥寺駅井の頭線乗換え口で待ち合わせ、迎えに来ていた彼の案内で駅周辺を散策した。吉祥寺は25年ぶりだった。駅周辺はデパート、店舗を含めて大きく変化していた。彼の案内で和食の店「えん」に入って、堀座敷に座りM氏は御造り定食、小生はカキフライ定食を頼んだ。「おばんざい」と称して小鉢が三点も付き、味噌汁椀は大きめだった。丁寧な料理に好感をもった。近況を兄弟のように話し合いながら、ゆっくりと食事を進めた。
 
 そのあと少し歩き、イタリアンレストラン「SHUTTERS」でコーヒーを頼み、美味しそうだったのでアップルパイも注文した。焼いたパイの上にアイスクリームが乗り、それにお好みのシロップをかけてくれた。M氏はメープル、小生はキャラメルにした。たっぷりの量で十分に満足した。ここで、彼がチェロを弾き始めたことを聞いた。バッハなどを練習しているという。一年後に彼の腕前を聞かせてもらうことを約束して握手して別れた。充実している厚い手だった。