12/7三陸沖地震と東松島ボランティア活動

 3・11大地震以来、積極的なボランティア活動を継続している東仙台教会(仙台市宮城野区)の立石彰牧師による最新発信を読んだ。先週金曜日(12/7)の三陸地震について報告する内容だ。いま衆院選はじめ中央道トンネル事故などで、地震関係についてのマスコミ情報が少なくなっている。若い立石牧師の報告を読んで感じるところがあったので、現場の「生の声」として紹介したい。
 
 「(12月7日の)地震当時は仙台にいましたが、夜19時過ぎに(活動拠点にしている)東松島市に入り、野蒜、新東名の避難所、サクラハウス近隣に住んでいる方々、『にじいろ学習会』に来ている子どもの家を何軒か訪ねてきました。地域の方々の恐怖心があまりにも大きくてただただショックでした。
 足にしがみついてくる子どもたち、ハグをしてくるおばあちゃんたち、私の顔を見た瞬間に涙をボロボロ流す方々…。「もう、あんな津波なんか来ないさ」と必死に思い込んで、もう一度あの地での生活を始めていた方々。それほど大きな恐怖をその心に隠していたのか。緊張の糸が切れてパニックになっている方々もいました。
 私たちが着いたときには、津波警報が解除され、避難所は閉鎖になりました。しかし、道路には、たくさんの車が並べられていました。避難所に向かう道が大渋滞となり、道路に車を置いて、皆走って逃げたそうです。改めて、あの地で、これからも継続して、活動を続けていきたいと強く思わされました。 東仙台教会 立石彰」
 
 東仙台教会ボランティアセンターでは被災された人たちへの「クリスマスプレゼント」を募集しているそうです。連絡・問い合わせは、立石彰牧師まで。TEL: 022-251-6631、FAX: 022-385-5702、E-mail: h.sendai@ia3.itkeeper.ne.jp