オランダ野球、WBC善戦のわけ

 「侍ジャパン」が昨夜、オランダに勝って米国での決勝トーナメント行きを決めた。第3回WBC2次ラウンド1組でトップになった。最近、プロ野球はほとんど見ていなかったが、WBCは真面目にテレビ観戦した。数日前に息子の嫁さんと「オランダの強さ」を話していたら、「中米の小さな国で、オランダの植民地だった島出身の選手が活躍している」と説明された。「オランダはなぜ野球が強いのか?」、との疑問はこれで納得した。野球好きの彼女はネットか何かで情報を仕入れていたのだろう。
 
今朝の読売・国際面に「オランダ野球、カリブパワー」とある。「サッカーの強豪国として知られるオランダ野球の快進撃を支えているのは、同国が17世紀に入植した中米のキュラソー出身の選手たちだ」と説明している。代表チームの28選手のうち、半数がキュラソー出身だという。オランダ本土生まれはたった9人だそうだ。カリブ海に浮かぶキュラソー島は人口約14万人。オランダはかつて海運国として世界各地に植民地を確保して繁栄した。WBC善戦はその名残りともいえるのだ。
 
昨夜のTBSの放映で、解説の桑田真澄氏が「捕手の相川は出てきた最初のイニングに打たれたり、点を取られる。考えたほうが良い」と少し厳しすぎる口調を繰り返した。「ちょっとキツイんじゃないの?」と感じたが、桑田は「自分のデータから話しているので」とも述べていた。少し後で「自分はキャッチャーの経験はないので…」と弁解した。また、相川が一塁に牽制球を投げたときには「相川はベテランだから、よく見ている」と、急に褒めていた。いずれにしても「桑田理論」のしゃべりすぎ!!
 
(ちなみに、桑田の解説はツィッターではかなり評判が高い)