女子栄養大とのコラボ・ブーム

さくら水産の客のほとんどは生活困窮者ばかりなんだからまともな人間なんていないだろ」、「ランチの時間帯はスーツ着たサラリーマンばっかだぞ」などと、ツイッターでは飛び交っている。
 
その飯田橋四丁目店で先日、友人と待ち合わせをした際に、メニューに「女子栄養大学とのコラボ商品」と書いてあった。「ここまでやっているのか…」と思ったが、友人が来たのでそれ以上は憶えていない。
 
「ここまで」と言ったのは、最近、やたら女子栄養大学の名称が聞こえてくるからだ。イトーヨーカ堂ファミリーマート、イオンなどもさまざまな形で女子栄養大学とのコラボ協定を行い、「健康志向」の消費者からの支持を期待している。
 
自分が住む埼玉県坂戸市には同大坂戸キャンパス(東上線若葉駅前)がある。市は早くから「栄養大」と協働で、地元産野菜から、動脈硬化認知症の予防効果があるといわれる「葉酸」を市民に1日400μg摂取してもらう運動を進めている。
 
女子栄養大学の創設者は香川綾氏で、わが国の現代栄養学の礎を築いた。「栄養学の母」とも言われている。よく知られているのが「計量カップ」と「計量スプーン」の考案。同大学卒業生の就職率はかなり高いそうだ