「長嶋さんの殺気」

   始球式で、背番号「3」のユニフォームを着た長嶋さんが打席に立ち、松井が投げた高めのボールを振った。長嶋さんは笑顔で、「気持ちが高ぶって、『さあ打とう』と思ったけど、ボールが高めに入って打てませんでした」と話した。
 
一方、松井も「監督から『打つ』という殺気を感じました。監督からインコースの高めを打たなければいけないと指導されてきたので、きょうは同じところに投げました」とライトジョーク。二人は笑い、記者会見場も笑った。
 
イイ場面だったなぁ~。今日の始球式と記者会見は、野球ファンを十分に泣かせるものだった。永久不滅の記憶に残ったが、ただ「始球式の審判」は邪魔だった。神聖な場所にノコノコ出てきて、長嶋さんと松井にジャッジするなど愚の骨頂。
 
あの方はまったくグラウンドに似合わなかった。せめて「アイムソーリー」とでも言って、国民から顰蹙(ひんしゅく)を買いながら引っ込んでいくのであれば、OKだったのに!! さーて、寝る前にもう一度「スポーツニュース」で見てから眠ることにしよう。