鳩山町の「そば・ふくいち」

   今朝8時半に家を出て、日高市埼玉医大国際医療センターに向かう。先月20日に行った骨髄穿刺の結果を聞きに行った。T医師は「骨髄には異常がなかった。貧血ではあるが、体がそのような状態になってきている。いまなにか治療を行う必要はない」と断言してくれた。感染などの予防のため、「人ごみの中に入るのをできれば避けるのが賢明だ」とのことであった。ホッと胸をなでおろした。
 
 行きの車の中で携帯がなった。浦和のM君からで「これから用事で川越に行く。帰りに寄るけど都合はどうか?」との連絡だった。「11時過ぎには家に戻れると思う」と伝えたら、11時半に自宅まで迎えに来てくれるという。「0Kだよ」と返事した。彼とは久しぶりなので、うれしかった。余市高校の同級生で、お互いに励まし合いながら仕事をやってきた仲だ。嗅覚が鋭いというか、なにか節目に偶然電話をくれる。
 
 二人で隣町・鳩山町の「そば・ふくいち」に向かう。蕎麦通の川越に住むA君がよく行く店で、これまでも何回か行っている。いつも満足して帰るので、少し遠出だったがその店にした。案の定、外まで行列ができていた。我々と同年代の夫婦、グループ、家族連れなどで混んでいた。思いのほか客の回転が早く、窓際の角席に案内された。鳩山カントリークラブの近くでもあり、ゴルフ好きのA君が見つけた店だ。
 
 「天ざる蕎麦」を十分に堪能として帰る時には、まだ行列の人たちが待合に座っていた。そこから車で10分ほどの北坂戸駅前の洋菓子「クランツ」に移動して、ケーキとコーヒーで近況を話し合った。M君は体調が良さそうで、体型が一回り引き締まっていた。元々筋肉質の体なのでスッキリした感じになっている。故郷・積丹の話をひとしきりして、ゆったりと土曜日の昼下がりを過ごした。ありがたかった。