「これ以上ないほど疲れている」(三浦雄一郎さん)

 三浦雄一郎さんの「これ以上ないというくらい疲れています。頑張って頑張ってたどり着きました」というリアルな言葉は、テレビ画面で見ている我々の胸に突き刺さった。この人は凄い人だ!!と改めて感じた。史上最高齢80歳でのエベレスト登頂成功。しかし、ライバルの81歳のネパール人男性が来週にも登頂を目指すそうだ。
 
 この「81歳ライバル準備」との朝日記事で、前(2月5日)に書いた津本陽著「天狗剣法法神流須田房之助」の一節「山、山、雲」を思い出した。剣豪の修行には終りがない。高い山を越えると、さらに高い山が聳えており、それを極めると見えるのは雲海ばかりでその先は見えない、そんな意味だった、かな!?
 
 いつもは大きく報じられる第一生命保険の「サラリーマン川柳」は、昨日は「株価暴落」など衝撃的なニュースが多かったために、地味な扱いになった。「ベスト10発表」を、同社ホームページで見た。1位「いい夫婦今じゃどうでもいい夫婦」、2位「電話口『何様ですか?』と聞く新人」、3位「『辞めてやる!』会社にいいね!と返される」。うぅ~ん、イマイチだね。
 
 独断偏見では、今回は例年よりキレがない。ベスト3の中ではかろうじて3位の「辞めてやる!いいね!」にやや世相を切るシャープさを感じる。好みの問題だが…。やはり三浦さんの「これ以上ないというほど疲れてる」に勝る言葉はないかな?? それにしても朝日「東証暴落、アベノミクス危うさ露呈」関連記事は「それ見ろ!!」感が強すぎて品格無し。