週刊誌・月刊誌発行部数

産経ニュース(WEB、5/19)の「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」に主要雑誌の発行部数が取り上げられていた。雑誌の低迷が叫ばれて久しいが、依然として右肩下がりが続いている。新聞も雑誌もテレビも大変な時代になっていて、危機感すら漂う。記録として、花田氏の文章を引用する。
 
「ABC協会(Japan Audit Bureau of Circulations=新聞雑誌部数公査機構)による2012年下半期(7~12月平均)の雑誌販売部数が発表された。月刊誌、週刊誌165誌の平均部数合計は前年同期比7・75%減だから、相変わらず雑誌冬の時代が続いているわけだ。週刊誌も全誌マイナス。
 (1)『週刊文春』48万0846
 (2)『週刊現代』42万4909
 (3)『週刊新潮』36万5355
 (4)『週刊ポスト』31万8147
 (5)『週刊大衆』13万9326
 (6)『週刊朝日』13万0079
 (7)『週刊アサヒ芸能』10万9017
 (8)『AERA』7万9371
 (9)『サンデー毎日』6万0546
 (10)『ニューズウィーク日本版』4万0767
 ちなみに雑誌全体でのトップは『家の光』の59万7529。とはいえかつては100万部を超えていたのだが。『文芸春秋』が33万8049。これは3月、9月の芥川賞発表号も入れての平均だから、30万を切ってる月もあるのではと心配。
 ま、他誌の心配をしている場合ではないのだが」(「WiLL」編集長)。
 
 全体的に雑誌を「買わない、読まない」人々がますます増えている。大方の人は新聞下段の広告で済ましている。ネットで素早く情報をチェックして、知りたいネタだけ追っていく。それもせいぜい30秒単位の作業だ。このスピードに雑誌は置き去りにされている。トップの「週刊文春」から4位「週刊ポスト」まではむしろ健闘しているといえるほどだ。