ウニはバナナの皮も食う!?

   ほぼ毎日チェックしているブログの一つに「Ommo's」がある。友人Hくんの帯広三条高校の同級生がアップしているのだそうだ。そうだ、というのは、自分はまだ本人にあったことがない。現在、帯広発で音楽と自然についてユニークな発信を続けていて、楽しみに読んでいる。今朝の分に「イタドリ」の写真が載っていた。
 
 イタドリは繁殖力がきわめて強い植物で、故郷の街はずれのあちこちに群生していた。虎杖、痛取の文字を当てる。子どものころに大きくなったイタドリをポキリと折って、家に持ち帰った記憶がある。たしか酸味がする味だったが、幼い頃の郷愁でもある。日々、見るたびに丈が伸び、葉が大きくなった、と思う。
 
 故郷・古平ではイタドリを「ドンゲ」、「スカンポ」と呼んだ。このドンゲをウニ養殖の餌にしたとの話を憶えている。義弟がウニ養殖の専門家で、「ウニは雑食で、何でも食べる。ドンゲがコスト面でもっとも有効だ」とかつて話してくれた。それを聞いて、妙に納得したものだ。ウニは「バナナの皮も食う」のだとも言った。
 
 今週末から北海道に行く。積丹のウニ漁はたしか6月解禁だから、採れたての新鮮なウニを味わうことができるかもしれない。朝ドラ「あまちゃん」に出てくるウニは針が長く黒っぽい「ムラサキウニ」(ノナ)だが、茶色っぽくてトゲが短い「バフンウニ」(ガンゼ)の身の方がいちだん濃厚な甘味なのだ。「ウニ丼」がチラつく★★★!!!