積丹街道、土日は「ウニ丼渋滞」

 9日(日)朝、札幌に住む下の妹と一緒にJRで小樽駅に向かった。弟がすでに駅前に車をつけていて、直ちに故郷・古平に出発した。日本海を右手に見ながら約40分のドライブ途中、弟がブツブツ文句を言っているので聞いたら、「いつもより車が混んでいる。この縦列はウニ丼を食べに行く連中で、積丹までの一本道が『ウニ丼渋滞』になっているのだ」とのこと。(ウニ丼2,500円前後)。
 
 ウニ漁がこの6月から解禁になり、それを目当てに札幌あたりから「ウニ丼」ドライブの人たちが多くなる。海岸道路(と言っても、トンネルだらけの国道229号線)はこの道に慣れない運転の車が多くなり、「危なくて仕方ないのだ」(弟)そうだ。土日の天気の良い日は今後この渋滞が続き、7月に入れば本格的に「海水浴渋滞」で、身動きが取れなくなってしまうと嘆いていた。
 
 実家で亡き父母の写真を久しぶりに見上げて、「若かったなぁ~!!」と呟いた。父52歳、母69歳。こんな感情を抱いたのは初めてで、自らの「年齢」を思った。そのあと、叔母(母の末妹)を乗せて、積丹町美国に住む上の妹宅に向かう。下の妹も3月で60歳になったので、兄妹そろって食事をしようと決めていた。美国の妹夫婦がもう一台の車を出して、「ふじ鮨本店」(積丹本店)でお昼を食べた。
 
 帰郷すれば行く店だ。6人全員「旬の握り」を注文して、地元産の魚介類を堪能!!卓上に「生ウニちらし」の写真と値段が出ていた。最高級の赤ウニ(エゾバフンウニ)ちらしはほぼ七千円近く、目が回って数字は忘れた。妹宅での夕食には、義弟が一人一折ずつの生ウニを準備していてくれた。先ほどのウニちらしよりも豪華だ。夫婦で魚介、山菜尽くしの「積丹メシ」を用意してくれていたのだった。