「仕事に最最善を」誓う

   マルDome(まるでドメスチック:内輪)話だが、昨日、思わず泣きそうになるぐらい感激した。小生の顧客である北海道・井原水産の井原慶児社長の配慮に対してだ。自分は同社の広報を東京で担当している。井原社長へのマスコミからの取材、インタビューを調整するのが主な仕事の一つである。
 
 先日、経済ジャーナリストM氏からインタビュー要請があり、井原社長とホットラインで日程を検討した。「来月初めの水曜日午後に時間を取れる。茅場町の東京支社で」となり、了解した。決めたが、その日は小生が定期で病院に行く日であり、顧問として協力してもらっているK氏に立会いをお願いすることにした。
 
 その3、4分後だった。自分の携帯に井原社長から再び電話が入った。「久末さん、水曜日は病院の日だったね。前日の朝早くなら時間取れるから」との話であった。さっそく火曜日10:30で決定してもらい、M氏にその旨伝えた。この日程変更で自分がそのインタビューに立ち会うことが可能になった。
 
 広報の本質は情報の中味とタイミングだ。適切に対応しなければチャンスはすぐに消えてしまう。そもそも病院通いの広報マンに仕事を依頼すること自体がリスクを背負うことになる。それでも井原社長は仕事を継続してくれ、取材時間の設定まで小生の事情に配慮してくれた。「この仕事に最最善を尽くす」、再度自らに誓った。