誕生日の一日

   昨日は66歳の誕生日だった。イノシシ年生まれ、獅子座の突撃精神も錆び付いてきて、ほとんどその鼻息すら放つことができなくなった。しかし、自分では「よく66歳を迎えられた」と深い感慨をもった。酸素ボンベ生活、心臓手術、長いリハビリと、常にQOLquality of life=生活の質)との戦いだった。QOLは人間らしく、満足して生活しているかの評価。
 
 午前、暑すぎと湿度が高いので、外出は無理と判断した。TVで高校野球埼玉大会決勝を見始めた。浦和学院が予想通り川越東に圧勝した。試合開始直後、初球が浦学のトップバッターの後頭部を直撃した。この一球が試合の流れを決定的にした。川越東の投手の動揺はその後も影響した。浦学の打線の凄さに飲まれていった。16対1。今回も浦学は期待できる。
 
 午後はフジTVのドキュメンタリー番組を観る。大阪の女性弁護士が担当するじん肺患者夫婦との交流を通して成長していく内容だった。この番組はときどき鋭い角度で「時代の隙間」をえぐり出す。チャンネルをTBSに変えて、巨人・中日戦をチェック。菅野がきっちり投げていて、試合をつくっていた。少し観て、「今日は勝つ」とテレビを消した。
 
 夜に食事、買い物で2時間ほど外出。TBS「半沢直樹」(第3話)を観る。TBSの猛宣伝で「やられたらやりかえす。倍返しだ!」が流行語になっている。直木賞作家・池井戸潤原作の企業ドラマ。NHKドラマ「七つの会議」も池井戸氏の原作。堺雅人東山紀之がそれぞれ会社トラブルに巻き込まれ、対照的な人物像を演じている。舞台が大阪と東京の違いもある。
 
 NHKプレミアム「浜田省吾ライブSP」を観てから、本を少し読んで1時過ぎ就寝。