アザラシ、クジラが魚を食い荒らしている

   昨日紹介した北海道新聞の記事を読みながら、また「ウ~ん!?」。温暖化で海水温が上がり、さらに「踏んだり蹴ったり」が続いている。自分は元・漁師の息子だ。大好物の魚介類のことはかなり気になる。妹たちが礼文島から送ってくれた断トツに美味しい「昆布巻き」を食べながら、ぼんやりと考えていた。
 
   昆布や海草が少なくなれば、それをエサに育つ小魚やウニ、アワビなどが減少していく。そして、それをエサにする魚類がさらに減っていく。海の豊かな生態系が脆(もろ)くも崩れていく。さらに、少なくなっているイワシ、アジ、サンマ、サケなどをアザラシや鯨が食い荒らしている。(真剣にプンプン!!絶対に許せない)
 
   以前にも書いたが、人間が食べる魚の量と鯨の食べる量の比較を、水産ジャーナリスト・梅崎義人氏はこう指摘している。「人間は年間9,000万トン、鯨類は年間4億トン。鯨が人間の4倍以上の魚を捕食している」。日本沿岸の「お馴染みの魚たち」がアザラシや鯨に食い尽くされていく。大衆魚が食卓から遠くなっていく。