炭酸飲料「ガラナ」(北海道限定品)

 朝日be版に「コーラ系飲料」の記事がある。「昨年生産された炭酸飲料の4割がコーラ」とある。コンビニには、コカ・コーラやペプシコーラなど、コーラ類商品が多く並んでいる。自分もコーラは大好きで、夏には家でも店でもけっこう飲む。
 
 かつて入院していた時には、「コカ・コーラ」は食事のときの必需品だった。驚くほど「量が少なく、味が薄い病院食」に、コーラは不可欠だった。家人がクーラーボックスに持ってきた氷を入れて、「薄っぺらでコクのない食事」のお茶代わりにした。
 
 「コカ・コーラ」を飲んでいると、いつも「ガラナ」のことを思い出した。小学5、6年生の頃に、近所の店で売り出した。コカ・コーラが入る前だった。あの鼻に広がる薬臭い飲み物を友だちと一丁前に大人ぶって飲んだっけ。あれから50余年。
 
 北海道ではまだ「ガラナ」が売られている。新千歳空港でも「ガラナ有ります」のステッカーを見る。ウィキペディアには「日本では1958年、コカ・コーラに対抗するため、全国清涼飲料協同組合連合会が開発した。コカ・コーラの製造が他の都府県に比べ遅かった北海道では、コーラ飲料より一足先に普及した。全国をコカ・コーラが席巻し地方の中小飲料メーカーが廃業する中でも、北海道では根強い人気を持ち、未だにいくつかのメーカーが北海道限定品として販売している」。
 
 *「井原ジャーナル」(IHARA Journal TOP)が更新されました。今回は「北海道のニシンの大群はなぜ消えたのか」、札幌・大通公園オータムフェスト」など。