小樽・双葉高校「即席野球部」の奇跡

   昨夜、腹の底から大笑いした。フジテレビ「Mr.サンデー」が、北海道小樽市・双葉高校の「即席野球部」が大健闘した、と特集した。今年の野球部員が一年生5人で存続が危ぶまれたが、急遽、スキー部から3人、帰宅部1人が加わって「間に合わせ」チームを結成した。
 
予想に反して、双葉は秋季大会小樽地区予選で3試合連続コールド勝ちして決勝戦まで進んだ。しかし、決勝戦では強豪・北照高校に10-0で5回コールド負け。双葉が勝ったのは小樽桜陽、小樽工業、岩内の各校。甲子園出場レベルの北照には、ボコボコにされた。
 
双葉は元々、女子高校だった。古平中学同級生で、双葉に進んだ女生徒もいた。今年亡くなった女優・坂口良子(余市出身)も双葉女子高校に入学した。1998年に共学に変わった。この年、男子校だった北照高校も共学になって、小樽市内の高校はすべて共学となった。
 
ところで、わが母校・余市高校(現・余市紅志高校)は部員が足りないために、この大会は欠場した模様だ。かつては笠谷幸生さん(冬季五輪金メダリスト)など名ジャンパーたちがスキーで全国制覇した栄光をもつ。双葉のように野球部にスキー部から選手を借りられなかったのかな?!
 
本来、双葉の快進撃は「まるドメ(まるでドメスチック/ごく地域ローカル)」ニュース。つかの間の『奇跡』であったが、視聴者の心にほのかで暖かな物語を残した。