北海道積丹半島の鰤(ブリ)届く、美味なり!!

 昨夜、北海道から送ってきた鰤(ブリ)の刺身を食べた。先日、積丹町に住む妹から電話で連絡があったもの。50cm位の中型だが、厚みのある魚体だった。家人がさっそく一部を自然解凍して骨の部分を取り除き、皮を剥いで刺身にした。鰤独特の脂身が新鮮で驚くほど甘い。産地直送の本物だから、旨いのは当然だ。鰤は出世魚だ。ありがたく頂いた。
 
 妹の話では、積丹町美国海岸にある宝島周辺で豊漁だという。大謀網(大型定置網)で二年ほど前から漁をしているそうだ。今年は岩手県から積丹に船が来て漁を行い、母船で隣町の古平漁港に運んで東しゃこたん漁協に出荷されているらしい。今月に入ってその大謀網にマグロが入ってきたという。大謀網はかつて積丹では広く行われていた。
 
 ネットで調べたら、北海道新聞10月18日朝刊に記事があった。【暖流を好むブリが道内で記録的豊漁となることが確実な情勢だ。秋サケなどの定置網で混獲されるブリの漁獲は8月から本格化し、9月末で7599トンに上り、既に過去最高を更新した。7千トン超えは3年連続で、猛暑による海水温上昇が要因とみられる。ただ、魚価は同時期に捕れる秋サケを大きく下回っており、需要の掘り起こしが課題となっている。ブリの生態を調査研究する道立総合研究機構中央水試(後志管内余市町の星野昇主査は「統計が残る1961年以降で最高の水揚げ。日本周辺海域の海水温上昇でブリの資源が着実に増えていることは明らか」とみる。】
 
今朝のスーパーチラシに「北海道・青森県の鰤」がトップ商品として写真つきで載っていた。すでに11月に入り、晩秋・初冬の食材が満載になってきた。一方、食品偽装の拡大はとどまるところを知らない。故郷からの贈り物には都会の者に食べさせようとの絆と温かみがあふれている。子どもたちにもお裾分けする。