「ブリ」のお返しは「サツマイモ」

「大人のマウスに好きなだけサツマイモを食べさせ続けると、体重はどうなるか。米ハーバード大学で行われた実験を『日経サイエンス12月号が紹介している。それによると、生のサツマイモの場合は体重が減り、加熱調理したサツマイモの場合は増えたそうだ」、「動物が食べ物から取り込むエネルギーは、加熱したかどうかでかなり違ってくる。加熱で消化しやすくすれば、消化のためのエネルギーを節約できる。殺菌によって、病原体との闘いに費やすエネルギーも減らせるらしい」
 
 今朝の日経「春秋」の書き出しだ。サツマイモと聞いて、昨日は立冬だったことを思い出した。どおりで一日中寒かった。今朝は晴れていて、久しぶりに気温も19度まで上がる予想だ。そろそろ家人がサツマイモを北海道積丹町の妹に送る時期のようだ。今年は、鰤(ブリ)のお返しにサツマイモだ。去年はカニのお礼に送った。
 
 昔、わが家ではサツマイモが珍しかった。北海道では大体そんな傾向がある。父が小樽に寄港した時に一箱買ってきて、兄妹4人でフガフガ「甘いねぇ~」などと云いながらかぶりついた。この時期になればほぼ毎日のように味噌汁や煮物でジャガイモを食べていた。蒸かしたり焼いたりしたサツマイモは、ワンランク上の今でいえばスイーツだった。
 
 小学生の頃、「サツマイモは皮も一緒に食べればオナラが出ない」説を吹聴していた奴もいた。当時はそんなはしゃぐ食べ物だったのかもしれない。そういえば坂戸では最近、「焼き芋~イモ、」と売りに来なくなったなあ!! 実は現在、体調維持のためには「イモ類注意」なのだ。カリウムがかなり多いので、一回茹でこぼしをしてから料理に使っている。