オレ流「タラコスパゲッティ」

「スパゲティのタラコあえ」が読売新聞「100年レシピ」に出ている。紹介しているのは、あの「ヒデとロザンナ」のロザンナさんだ。「タラコスパゲティは日本の食材をうまく取り入れていて、いい」。キノコやカイワレを入れ、海苔を載せたりするという。
 
 かつてスパゲティ専門店といえば渋谷・「壁の穴」だった。「和風パスタ」も始まっていた。その記事で、同社取締役が「お客のもちこんだキャビアを使ったらおいしかった。もっと手軽にできるものを研究して、タラコにいたったようです」とコメントしている。タラコスパゲティは当時、話題を呼んだ。
 
 30代前半にマカロニ、スパゲティ普及活動にかかわった。大手メーカーによる「日本マカロニ協会」が全国各地の料理教室とタイアップして、地元特産品を取り込んだレシピを掘り起こした。参加者を公募、地元の先生と主婦がパスタ料理に挑戦した。半年間はほぼ出張だった。
 
いま自分がつくるタラコスパゲティ。パスタをアルデンテに茹でて取り出したら生卵と混ぜる。タラコを包丁の背で押さえて身を出して入れる。刻み海苔かシソの葉をパラパラして完成。季節の青菜をのっけても良い。塩分はタラコの具合を味見しながらやや控えめに調整する。
 
 タラコの代わりに、井原水産の「スプーンかずのこ」(あっさり塩味)か、(バジル風味)をつかうのもシャレている。キャビアの雰囲気だけ味わえるかも?! 若い女性に人気だ。パスタはすばやく食べるのがコツ!!