3つの「ア」減

    認知症になりたくなかったら、3つの「ア」(アルコール、甘いもの、脂っこいもの)を極力減らし、薄味にしていく。そしてDHAEPAが豊富な旬のサンマ、サバ、イワシなどを食する。それが認知症予防のかなりの有効策だという。(DHAEPA協議会ニューズレター④)
 
各紙で認知症の記事が相次いでいる。9月21日(日)が「世界アルツハイマーデー」だった。老人は自分だけはボケないと信じ込んでいる。認知症予備軍の不思議な確信だ。2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で高齢者人口は増加の一途。
 
 一方、「65歳以上の人口に占める日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者数は、2015年9.5%(280万人)、2020年11.3%(410万人)、2025年17.8%(470万人)と推計されている。全世界の認知症患者は2013年4400万人、2050年1億3500万人に達する見込み」(同ニュースレター)だという。
 
 日本中、世界中に認知症高齢者がウヨウヨすることになり、社会そのものが確実に影響を受けるのは不可欠だ。そこで認知症予防がカギになる。有効性が実証されているのは、運動と食事。運動は脳や体の血流を増加させ、食事では抗酸化物質である不飽和脂肪酸が有効だという。
 
 とくにオメガ3系脂肪酸であるDHAEPA血栓予防、抗炎症作用、降圧効果などがあげられている。魚の摂取量が多いとアルツハイマー病の予防効果をもたらすとの報告がある。高齢期の認知機能低下と脳萎縮の抑制が期待できる。
 
 60歳前後から脳機能、血管機能の低下が症状として現れてくる(たしかに!)。40歳前後にはそれらが始まる。予防の前提が脳の健康をたもつこと。良質な睡眠と食生活、ストレスを溜めない生活が上げられるが、これらで悩んでいる知り合いは多い。さて、どう付き合っていくか!?