緊急回覧板

 昨日、隣の奥様が第一住宅自治会の至急回覧板を届けてくれた。「至急ってあるからピンポーン鳴らしました」。14日の防災訓練と熊本地震の被災者への義捐金のお知らせだった。いずれも坂戸市が呼びかけたもの。コピーをとって次のお宅のご主人に手渡した。
 
 午後に行った病院の案内板にも義捐金の呼びかけポスターが貼ってあり、帰りに「患者様の防災ハンドブック」を一部渡された。地震や停電の際の対応手順が分かりやすくイラスト入りで説明されている。初めてだ。ほとんどの人はホイと受け取り、そのままバックに入れた。
 
 公的機関の危機意識は高い。今回の熊本地震は従来ほとんど想定されなかった地域であり、そのインパクトが他県での防災意識を高めたのだろう。埼玉だっていつ地震が起きるか分かったものではない。しかし、周りの市民レベルでは緊迫感がほとんどみられない。
 
 家に戻って家族に見せたら、「万全ではないがそれなりの準備はしている」と答えた。ホットとしてたら、「自分の持ち物はちゃんとしておいてね」と念を押された。そうだよ、靴をベッドの横に置いておかなければ。いつでもできると思い、実行しそこねている。足元は大事なのだ。