ガヤ(エゾメバル)は旨いのだ!

 きのうスーパーの折込チラシに「メバルのお造り」が大きな写真で紹介されていた。美味しそうだ。上品な旨さは折り紙つき。郷里の北海道・古平(ふるびら)町では「エゾメバル=ガヤ」と呼んだ。子どものころから弟とガヤ釣りに行った。
 
 ガヤは築港の下や岩場にたくさんいて、ホイドッコ(食い意地が張っている)だからすぐ釣れた。青虫やミミズをえさにするとおもしろいほど獲れた。たまには母に煮付けにしてもらった。ガヤは粗雑なイメージだがその身は高級品だ。
 
 この時期から産卵するので味も良い。そのガヤと野菜を入れたすまし汁風のものを先日食べた。積丹町の妹が送ってくれた小型のガヤを家人が料理した。波が光る港の岸壁に腰掛けてガヤ釣りに熱中したあの頃。「ガヤは旨い」。
 
 門扉脇のアジサイが白い花を満開に。写真を札幌の妹に送ったら「やはり早いね」、「藤の花を見てきました」との返信。「アイス送る手配したので10日ごろ着くから。月形のスイカは来月ね」とも。“ありがとう”いっぱいの水無月入り。